未来の医師は、患者の治療に薬を用いず
人体の骨格，栄養，そして病気の原因と予防に
注意を払うようになるだろう。
Thomas Edison
カイロプラクティックは徒手による脊椎矯正を旨としますが、中でもマイナーな上部頸椎カイロプラクティックに関する予備知識的な雑学についてざっくりと・・・(^^;
上部頸椎とは・・・
頭の底にあたる後頭骨と
後頭骨を支える 第一頸椎（環椎）と
第一頸椎の環に対して軸となる 第二頸椎（軸椎）
これら３つの骨を合わせて
上部頸椎と呼んでいます。
これらの骨の穴（椎孔）が連続したトンネル（脊柱管）内を、脊髄が通っています。
背骨の一番上に位置する 第一頸椎は、左右にある 指先ほどの面積の２点（上関節窩）によって、体重の１割程度も重量のある頭を支えています。
第一頸椎は 小さな面積の関節窩で重い頭を支えています
第一頸椎と第二頸椎との間は 回旋方向の可動域が大きく、第一頸椎の水平が乱れると 頭の重心を支える負荷に ２点間の左右差が生まれ、力学的な左右差の問題が生理的な代償作用によって脊椎の歪みを生む上、脊柱管の歪みが自己防衛的な緊張を引き起こし、後々 身体の各地の機能に不具合を生みかねません。
ここを上手に調整し、脊髄（中枢神経）の通り道を整えて神経の働きを阻害する要因を取り除くことによって 身体を支える機能をはじめ 全身の生理的な機能を正常化させましょう。
・・・というのが 上部頸椎調整の目的です。
一見、頭部や首とは無関係に思える腰痛やひざ痛の方が 上部頸椎調整でよくなっていくのは、内在する自己調整力（自然治癒力）の働きと言ってしまえばそれまでですが、もともと左右対称には出来ていない身体の重量配分を、上手に支えられるようになることで、支える力が他の不具合を生んでしまうといった、不具合の悪循環を生まずに済むようになるという身体の変化の結果であるとも言えます。