２０１９年の暮れからまる２年が過ぎました。
新型コロナウイルス感染症の拡大に対してあれこれ我慢を強いられる対策に追われる日々はまだまだ続く覚悟が要るでしょう。
感染力も病原性も高いデルタ株から、重症化はしにくいと言われている代わりに、ワクチンなどこれまで獲得してきた免疫が働きにくいとも言われるオミクロン株への置き換わりが進んでいます。
このオミクロン株がRNAウイルスであるコロナウイルスの変異の最終バージョンであるならば、早く罹って軽く済んでしまった方がマシという考え方もできますが、常に変異を繰り返すRNAウイルスが最終安定形態に落ち着くはずもなく、また大規模な感染拡大が起きるとその中で新たな変異が生まれ（常に生まれている訳ですが）、高病原性タイプが発生する確率が跳ね上がります。
それだから軽く済むバージョンのオミクロン株でも罹らないに越したことはないし、広めたくはないわけです。
つまり、完全に終息させてウイルスを全滅させない限り（現実的にあり得ない事です）、ずっと感染拡大対策は続くという事です。
と、感染症専門家でもない私が今の感染状況から今年を予測するなど（仮に専門家であっても）所詮無理な話ではありますが、時節柄手放しで新年を祝うムードでもありませんから、今風のそれっぽい話題を挨拶の前置きにしてみました。
２０２２年もどうぞよろしくお願いいたします
そんな中、昨年はマスクもエタノールも市中に流通し、ワクチン接種も徐々に進んで第５波拡大の最中にオリンピックまで開催できてしまいました。
なんだかんだ言われつつも、のらりくらりとした日本的対策が功を奏したのか成り行き任せでもファクターXの影響で大ごとにならなかったのかもっといい手があったのか分かりませんが、当院にも遠隔地からいらっしゃる方々が戻っていらしたり、新規の方がお見えになったりと、皆さま感染対策を怠りなく実行しながら日常の活動を取り戻してきています。
今年はまだまだ感染状況がどう変わるか分かりません。
当院も引き続き、換気しながらサーキュレーターで空気を回し、エタノールで手指の消毒，次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウム溶液で触れる部分の消毒（ノロ等への対策でもあります），施術者（私）の手洗いうがいエタノール消毒や頻繁な検温、普段接触の無い方同士の同じ空間での待合を避けるなど、仮に感染者がいらっしゃったり私自身が感染するなどした場合でも、拡大が広がらないような対策をしながら施術を行っていきます。
施術の効果においても言える事ですが、万全の対策などと言葉で言ってみてもそんなものはあり得ません（現実的に不可能）。
常により適切な方向へ向かうように、考えられる対策をできる範囲で行いながら２０２２年も頑張ります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします m(__)m
